語れない人

 

色々とネットビジネスとその周辺についての記事やブログを読んでいます。理由は、単純に興味があるからでもありますし、自身が、この領域において、今一度起業してみてみたいと思うからです。

 

ネットビジネスというと、まだまだ偏見のある世でありますので、ここで1つ断っておけば、あくまでネットは手段であって、ネットという手段を活用して、生活者の何らかの欲求に応えて、何かの商売に繋がれば良いなぁ、と考えているのです。ですから、基本は「商売」であり、先に「ネット」が来るわけではありません。ただ、ネットという手段を活用することが、自身の考える「商売」をスタートアップとして実現するのに、もっとも現実的であるのだと判断するから、ネットを優先的に考えるわけです。

 

それにしても、ネット上で様々なサービスが生まれてきています。

 

それは、①リアルを媒介にしてしか存在していなかったサービス(ビジネス)をネットを移すことを基本としつつ、②地理的に制限されていた人間関係を全世界的に拡張させることによって生まれてくるあらゆる付加価値を提供するサービス、③ネットという莫大なメディアへの広告・マーケティングサービスの3つに、まとめられるでしょうか。もちろん、①と②と③は理念型で、実践では融合します。

 

例えば、昨今のソーシャルゲーム市場は、①を基本としつつ―ソフトを購入し、そのソフトをハードにいれて行うのではなくネット上でゲームを購入・開始できる―②の要素である対戦相手を世界中の見知らぬ誰かと行えるという社会性に付加価値があります。

 

その他には、昨今注目のクラウドファンディング。これは②が中心であり、これまで個人で考えたアイディアやサービス、プロダクトを仲間や友人の友人くらいにまでしか訴求させることができなかった所を、理論的には全世界に訴えることができるサービスです。全世界に訴え、自分のアイディアを買ってくれれば投資してもらえるかもしれない。理論的には、そこに付加価値がある(つまり、そのサービスが全世界的に認知されていることが大事ですが、ここでは、このことは別の話としておきます)。

 

ここで例としてあげた、クラウドファンディングは、全世界の人々へ情報訴求することで「投資」を勝ち取るというテーマ切りでありますが、「緩い人的繋がり」というテーマであればフェイスブック等のSNSになるし、「ビジネスに特化した人的繋がり」テーマであればリンクトイン。このように考えると、人と人の(弱い・強い関わらず)繋がりが地理的に拡大する中で、どういった付加価値が生み出されるのか、という想像力の如何で、ドンドン新たなサービスは生まれてきます。

 

後は、これらのサービスがクリティカルマスに達するかどうか、それが非常に大事になります。実は、ここが最も大事なのですよね。でも、ここについての記事はどこにもありません。多分、クリティカルマスに達するまでの苦労を知らない人が、論客だからなのだと思います。ちゃんと、その辺についても語れる人になりたいですな。

 

 

シンゴ・クリハラ

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